<< 今年もよろしくお願いします。 | main | 食パンの「食」は何? >>

下検分ってなあに?

0
     日光修学旅行の下検分(したけんぶん)に行ってきました。

    え?先生だけ日光行けるの?ずるいっ!
    みたいなことを考える子はほとんどいないと思いますが、
    でも、どういうことをするのだろうとは思いますよね。

    仕事で旅行に行くのではなく、
    みなさんが安全に楽しく旅行できるように、
    安全でなくなる可能性のあるものや、
    楽しくなくなる可能性のあるものなどをチェックして、
    当日そういうことにならないように対策をするためのものです。


    たとえば

    1.
    先頭を歩いている先生。後ろには40人の子ども達。
    ところが先生、「あれ?前に来たときは、この道通れたんだけどな・・・」と工事中になった道を見て困ったとします。
    先生が困れば、子どもも困ります。
    近所の道であれば、「じゃあ、あっちから通ろう」とすぐに判断できますが、普段行かない場所では、そうも行きません。
    ここで困っている間に時間が過ぎてしまい、バスの時間に間に合わなくなったら台無し。


    2.
    ここでは、何時何分に集合しよう。次はどこそこに行くから、集合は3分。トイレもここですませないと。
    という計画。地図やパンフレットを見れば、そこまで行かなくてもトイレの場所くらい確認できます。
    でも、そのトイレは小さくて、女子トイレの個室は2つしかなかったとしたら、、、
    3分で全員がトイレに行けるわけありませんよね。
    これで、その後の計画がずれてしまいます。1と同じ。

    3.
    学校から、先生が引率できる人数には限界があります。
    グループ行動をするとしたら、みなさんが迷子になったり、危険な目にあわないように、
    チェックポイントを作って見守ります。
    でも、先生たちの数しかチェックポイントは作れませんから、どこをチェックポイントにするかを決めなくてはなりません。
    実際の場所を見て、
    ・先生が立っていなくても、判断つけられる分かりやすい目印がある
    ・お客さんがたくさん集まったり流れたりするところだから、集合場所には向かない
    といったことが分かります。そうすれば、チェックポイントの場所を正しく決めていくことができます。
    また、目印を写真にとっておけば、行く前にみなさんに伝えることもできます。

    4.
    転びそうな場所など、危ない場所もいくつかあります。
    当日、たくさんの人がいる中で、先生が大きな声で「危ないから気をつけて!」と言うのはあまり好ましくありません。何より、いつ先生が大きな声で大事なことを伝えるか分からないのでは、観光に集中できませんし。また、広く行動していますから聞きそびれることもあります。
    事前に伝えることができれば、みなさんも見通しをもって、安全に行動できますよね。
    自分たちで気をつけることができるようになります。


    他にも、宿泊する宿の人と、細かい打ち合わせも必要です。
    お風呂の時間をいつなら大丈夫かとか、一度に何人入れるか、シャワー口はいくつあるかとか、食事で食べられないものはどうしたらよいかとか、
    具合が悪くなったときはどこに連絡するかとか、おみやげコーナーは何人くらいまで入れるか、
    荷物はどこに預けたらよいかなどなどなどなど。

    公共の場をたくさん利用しますから、一般の方に失礼のないようにすることもすごく大事。
    一人ひとりがきちんとしていても、40人など集団がいるだけで、通行人にとっては迷惑になりますよね。

    みなさんが安全に楽しく旅行できるように。
    そして、みなさんと周囲の全ての人が気持ちよくすごせるようにするために、
    引率する先生がしっかりと調べて、分かっておくことがとても大事なのです。


    ちなみに、先生は2日間でへとへとになりました。
    一ヶ月で体力をつけなくちゃ。
    posted by: tomosen | 勉強 | 12:37 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
    コメント
     









    トラックバック
     
    http://philein.tomosen.net/trackback/11